シモンイモについて
密林の健康食 シモンイモ
有用植物の宝庫として近頃注目を集めているブラジル。ここの密林でマヤ文明の昔より中南米インディオ達の間で食糧栄養源として受け継がれてきた白いサツマイモがあります。
後に、ブラジル連邦国立農科大学のシモン教授がブラジルの奥地でこのシモンイモを発見。
その成分に注目して研究、イモの特徴をより引き出すための栽培実験を重ね、ビタミンや各種成分の豊富な白サツマイモが誕生したのです。
このイモは博士にちなんで「シモンイモ」と名付けられました。
シモンイモは密林の貴重な栄養食だったのです。
楊天和先生とシモンイモ
日本に留学していた台湾の医学博士・楊天和先生は、ビタミンKが豊富に含まれている白サツマイモのことを知り、白サツマイモを求めてブラジルに渡り,そこでシモン教授、シモンイモに出会ったのです。
シモン教授から種イモを譲り受けた楊先生は赴任先の四国でシモンイモの医療研究と栽培研究を続けられ、シモンイモは、日本に根付きました。
1973年のことです。
根菜の王様 シモンイモ
こうして日本に根付いたシモンイモは、最適な条件（日本国内で比較的ブラジルの気候風土の酷似した地域）を求めて九州で栽培研究が続けられました。
1977年、これまでの研究の結果、化学肥料や農薬を一切使用せず、ミミズの糞を利用した健康で有機質に富んだ土壌で、健康なシモンイモの栽培に成功しました。
シモンイモは、葉の裏側の葉脈を見ると紫色をしています。収穫したイモを日光に当てるとこのイモ特有の白い皮肌と乳液は緑色に変色することから葉緑素を持っていることが解ります。
また、朝鮮人参のような根を持ち、土壌の成分を全て吸収してしまいます。
そのため、一度シモンを栽培した畑は2年から3年休ませないとイモを栽培できません。
また、土壌に化学肥料や農薬の有害な成分があれば、それを吸収してしまいます。
土の栄養素を全て吸い尽くす作物だからこそ、逆に有害な成分にも気をつけなければなりません。
ですからシモンイモには無農薬栽培を徹底しなければなりません。
健康なシモンイモは栄養たっぷりな「根菜の王様」なのです。
シモンイモのビタミンK
納豆に含まれているものとして有名なビタミンK。
近年、新生児のビタミンK不足としても知られてきました。
残念ながらビタミンKは、緑黄色野菜にも含まれていますが、ごくわずかです。
シモンイモの最大の特徴は、ビタミンKを豊富に含んでいることです。 その上、ビタミンKばかりでなくその他のビタミン、ミネラルも豊富で、私たちが健康のために必要とする成分をたくさん含んだ食品がシモンイモといえます。
シモンイモは、まさしく食の原点なのです。
シモンイモ製品成分表（三角粒・顆粒100ｇあたり）
